みーちゃんみなさまこんにちは、戦略型デザイナーのみーちゃんです!
「グラレコ」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では、会議やイベント、研修などで目にする機会が増えていますが、「実際どう使うの?」「どんな効果があるの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私もサービスのひとつとして「グラレコ(グラフィックレコーディング)」を取り入れていますが、使えば使うほど、その奥深さと可能性に驚かされます。
この記事では、グラレコの意味やメリット、活用方法、実際の活かし方を初心者向けにわかりやすくご紹介します。
グラレコ(グラフィックレコーディング)とは?


グラレコの基本的な意味
グラフィックレコーディング(通称:グラレコ)は、会議やセミナーなどの対話の場で出てきた発言やアイデアを、その場で「絵」と「キーワード」で可視化していく手法です。
会議やワークショップの議題や要点、アイデアを取り上げ、それを文字だけでなくビジュアル(絵・図・アイコン)で表現することで、参加者は文字だけでは伝えにくい情報やアイデアを視覚的に捉えることができます。
話の流れや、登場するキーワード、人の感情などを一枚の紙(またはデジタル画面)の上でグラフィカルに表現することで、一見して話の内容の全体像を理解することができるので、その場にいる人たちが
「自分たちは今、何について話しているのか」
「どんな考え方や価値観がここにあるのか」
を直感的に理解できるようになります。
つまり、グラレコは単なる「記録」だけでなく、コミュニケーションの促進や、アイデアの共有や理解を深めるために広く活用されています。
また、ipadなどデジタルツールを使ったグラレコも増えているので、オンラインイベントやリモートワーク環境でも有効に活用できます!
議事録とのちがいは?
一見すると「カラフルな議事録」に見えることもありますが、役割は少しちがいます。
一般的な議事録は、
- 誰が何を発言したか
- どんな結論になったか
を「あとから読み返すための記録」としてまとめるものが多いです。
一方グラレコは、“今まさに話していること”をその場で可視化しながら参加者の理解や気づきをサポートするという、「リアルタイムで場を支えるツール」 というイメージです。
「終わってから読むため」だけでなく、話している“その瞬間”に役立つ のが特徴です。
グラレコがビジネスにもたらす5つのメリット
メリット①:視覚的な理解が加わり、議論をスムーズするとともにアイデアを促す
会議をしていると、話題があちこちに飛んで
「結局なにが決まったんだっけ…?」となること、ありませんか?
グラレコでは、話の流れをアイコンや矢印、色の違いを使って整理しながら描き構造化していきます。文字だけの議事録とは違い、表現しきれない複雑なコンセプトや関係性をわかりやすく表現できる点で優れています!
そのため、
- 今どのテーマについて話しているのか
- どんな意見が出ているのか
- 何が重要なのか
- どの意見がどこにつながっているか
がひと目でわかるようになり、議論が迷子になりにくくなります。
また、視覚情報は記憶に残りやすいため、アイデアの想起や定着にも効果的です。
メリット②:コミュニケーションの促進
グラレコを使うと、会議や話し合いの場が活気づきます。
発言内容がリアルタイムで可視化されることで、参加者は「自分の意見が形になっている」と感じやすくなり、積極的に発言するようになります。
すると、「全員が参加する“対話の場”」が自然に生まれるのです。
メリット③:参加者の理解がそろい、共通認識が持てる
同じ話を聞いていても、人によって解釈はさまざまです。
グラレコは、話のポイントを「絵とキーワード」にしてまとめることで、参加者全員が 同じものを見ながら話す状態をつくります。
「自分はこう理解したけど、グラレコを見ると、こういう意味だったのか」
といったズレに気づきやすくなり、結果として 共通認識づくりがスムーズになります。
メリット④:発言が生まれやすくなり、場があたたまる
グラレコがあると、話している内容がどんどん絵になっていくので、「自分の意見も描いてほしい」という気持ちが生まれやすくなります。
ふだん発言が少ない人から「さっきのこの絵のところなんですが…」ときっかけが生まれることも多いです。
つまり、場があたたまり、対話が広がるきっかけになるのがグラレコの大きなメリットです。



実際、以前私がグラレコを行った場で、「リアルタイムで話したことが可視化されていくのみてたら、もっと話したくなった!」という声をいただくことがありました!
メリット⑤:記録と振り返りがしやすい
グラレコは、会議やイベントの内容を一枚でまとめることができるため、あとから見返すと、その場の空気感や議論の流れが一瞬で思い出せるのが魅力です。
また、議事録のような細かい文字情報とは違い、「どんな話だったのか」「どんな発見があったのか」を感覚的に振り返ることができます。
\ 合わせてどうぞ /
グラレコがどうしていいのか?可視化でどう対話が変わるのかをまとめたブログも書いています。合わせてお読みください。


どんな場面で使われている?グラレコの活用シーン


グラレコは、会議やMTGなどの打ち合わせの場面だけに利用されているものではありません。勉強や思考整理など個人のし、コミュニケーションの場にも効果的です。
1. 会議・打ち合わせ・ブレストに
アイデア出しや課題整理の場面でグラレコを取り入れると、参加者全員の考えが見えるようになり、発想が広がります。
「言葉にしづらい感覚」や「曖昧な意見」も可視化されることで、共通理解が生まれやすくなります。
2. 経営ビジョンや戦略共有の場に
経営者やリーダーの想い、チームの目指す方向性をグラレコで描くことで、抽象的な理念もわかりやすく伝えられます。
組織全体で“同じ絵を見ながら”方向を合わせることができるのです。
3. 研修・教育・ワークショップで
学びの内容をその場で可視化することで、参加者の理解度が上がります。
「視覚で捉える学び」は記憶に残りやすく、研修後の振り返りにも最適です。
4. プロジェクト共有・進捗報告に
プロジェクトの流れや課題をグラレコでまとめることで、関係者が一目で現状を把握できるようになります。
チームの足並みがそろい、次のアクションが明確になります。
グラレコは絵が上手じゃないとできない?
結論は、絵の上手さはそこまで重要ではないと私は考えます。
むしろ大切なのは、
- 聞く力
- 要点をまとめる力
- 流れを理解する力
イラストは簡単な記号やアイコンで十分。むしろ「上手い絵」よりも「わかりやすい絵」のほうが効果が高いことが多いです。
グラレコを導入してみたい!外部に依頼?それとも社内でできるようになるべき?
グラレコは外部依頼もできますが、実は “社内でできるようになること” が一番のメリットになります。
● 社内の人の方が“背景をよく理解している”
グラレコは外部に依頼することもできますが、本来は社内でできるようになるのが一番の理想です。
その理由は、社内メンバーが
- 事業理解
- サービス理解
- 社内の空気感
- 部署間の関係性
- よくある課題
など、背景を深く理解しているから。
外部の人ではつかみきれない“ニュアンス”までくみ取れるのは社内の強みです。
【注意】外部依頼の方が良い場面もある
- 経営層 × 全社員の場
- 行政・地域など立場が多様な場
- 大規模ワークショップ
- ファシリと可視化を両立できない場
- 中立性が必要な場
こうした場合は、プロに任せる方が安全で質が高いです。プロへお願いする際のポイントと流れについて解説しているブログもあるので、こちもぜひお読みください。


グラレコを“描いたあと”も活かそう!



グラレコを描いて終わりにするのはとても勿体無いです!
その後の共有や発信の仕方で、さらに価値が広がります。
グラレコは会議の最中の対話を活性化させること以外にも、その内容を共有する記録物として活用することにも可能です。
グラレコがあれば、会議の参加者が話し合いの全体像を振り返りやすくもなり、また参加していなかった関係者にも内容や空気感も共有することができます。
振り返りや対話のきっかけに
グラレコを模造紙やホワイトボードに描くことで、休憩時間やその後に、参加者が自然と集まりグラレコを眺めながら「この時の話、面白かったね!」と振り返りが生まれ、対話のきっかけを作ることができます!


文章と組み合わせてレポートやブログに!
グラレコは一言一句を綺麗に書き留めているものではなく、全体像を描き示しているものです。
グラレコと一緒に詳細を文章で補足したレポートやブログにすることによってより多くの人にわかりやすく伝えることができます。


SNSなどで拡散する
デジタルで描いたグラレコは、イベントやセミナーの後すぐにSNS等での拡散するのもおすすめ。写真だけでは伝わりにくい内容も、グラレコであればイベントやセミナーの内容を要約しながらも雰囲気を伝えられるため、興味がある人により伝わりやすく興味を持ってもらえるようになります。


まとめ
近年では、話し合いの場を活性化したり、イベントの内容を記録し参加者の印象に残るようにするためにグラレコを導入する企業や自治体が増えてきています。
会議などのコミュニケーションのためや、会社のビジョンを描いたり、動画の内容をグラレコで描き起こしたり、イベントで参加者の振り返りにグラレコを活用したり、町づくりの場での意見の可視化なども増えてきています!
会議が停滞している、意見が出にくい、そんな時こそ、グラレコの出番です。
見えない想いを形にし、参加者一人ひとりが“自分ごと”として対話に関われるようになります。



グラレコが今後、さらに活用されて増えていくと嬉しいですね!
グラレコのお問い合わせはお気軽にどうぞ
「会議の内容をグラレコして欲しい」「イベントの内容をグラレコして欲しい」、こんなことは頼める?できるなどあればお気軽にお問い合わせください!



