ホームページから問い合わせが来ない理由と改善策3選|想いが伝わるサイト設計のポイント

とり

「ホームページ作ったのに全然問い合わせが来ない」って相談よく聞くんだよね〜

みーちゃん

そうだね〜、デザインも内容も一生懸命作ったのに、反応がないって落ち込んでるも多いね・・・。

こんにちは!徳島を拠点にフリーランスとして活動する戦略型デザイナーのみーちゃんです。

ホームページをリニューアルしたのに、思ったように問い合わせが来ない。
SNSや広告を頑張っているのに、反応が薄い──そんな悩みをよく聞きます。

多くの人が「デザインが古いから」「文章が足りないから」と考えますが、実は原因はもっと根本的なところにあります。

それは、“誰に、何を、どう伝えるか” という設計の問題。
言い換えれば、「伝える」ではなく「伝わる」構造になっているかどうか です。

この記事では、問い合わせが来ないホームページに共通する3つの原因と、ブランディング視点での改善策を紹介します。

目次

原因①:誰に向けたメッセージかが曖昧

とり

とりあえず、ホームページ作ったら勝手にお客さんが来るものだと思ってた・・・

みーちゃん

コンテンツを設計する時に“誰に何を伝えたいか”という目的を明確にできてたかな?ここが曖昧だと何も伝わらず成果が出なくなるんだ。

ホームページで問い合わせを獲得するには「設計」がとっても大切です。

問い合わせが来ないサイトの多くは、「誰に向けて」「何を伝えたいのか」がぼやけています。

どんなにデザインを綺麗にしても、「誰に」「何を」「どうしてほしいか」が明確でないと、訪問者の興味は薄れてしまい次に繋がりにくくなってしまいます。

トップページを開いた瞬間に、訪問者が感じることは、「これは自分に関係あるサイトだろうか?」ということ。

この“最初の3秒”で興味を持たれなければ、どんなに綺麗なデザインでも離脱されます。

たとえば、整体院を探していたとして、トップに「地域密着型の整体院です」とだけ書かれていたら、他と何が違うかわかりません。
でも「デスクワークで慢性的な肩こりに悩む方へ」と書かれていれば、一瞬で「自分のことだ」と思えるようになります。

改善策①:ペルソナを1人思い浮かべて書く

ホームページは“大勢に向けて発信”するものではなく、“理想のお客様1人”に語りかけるように作ると効果が出ます。

  • その人はどんな悩みを抱えている?
  • どんな言葉に安心する?
  • どんな行動を取ってほしい?

この問いを整理するだけで、キャッチコピーや構成が明確になります。

改善策②:冒頭メッセージで「誰のための何か」を明示

ファーストビューに「誰に」「何を」届けたいのかを明確に書く。
例)

「地域で頑張る小さな企業の“想い”を、デザインで伝える。」

これができると、ターゲットが共感し、離脱率が大きく下がります。

原因その2:見た目はいいけど「伝わる」内容になっていない

とり

次の原因は、やっぱりデザイン関係だったり?

みーちゃん

見た目のデザインが綺麗なのはもちろん大事だけど、「伝わるデザイン」になってないケースも多いんだよね。

とり

伝わるデザインってどういうこと?

みーちゃん

見た人が理解して、共感して、行動したくなること!情報と感情をセットにして設計してあげることだよ。

多くのホームページは「何をやっている会社か」は分かるけれど、
「なぜそのサービスが選ばれるのか」が伝わっていません。

たとえば「高品質なサービスを提供します」「丁寧に対応します」といった表現。
どこの会社も同じように書いていますが、「らしさ」が抜け落ちています。

「あなたがそのサービスを通じて、どんな想いで、誰を幸せにしたいのか」


その「背景ストーリー」を言葉やデザインで伝えることが、信頼につながります。

改善のためのポイント3つ

  1. 想いを言語化する
     → サービスを始めたきっかけ、価値観、こだわりを言語化しましょう!
  2. 写真・イラストのトーンを合わせる
     → 明るい・誠実・親しみやすいなど、世界観を統一。
  3. 第一印象で信頼を生む構成に
     → ファーストビュー(最初に見える部分)で、「何を」「誰に」「どんな価値を」提供するかを明確に。
みーちゃん

よく勘違いされるけど、デザインは見た目を綺麗にすることじゃなくて、「共感を設計する」ことなんだよね!

原因その3:「作って終わり」になっている

とり

3つ目はすぐわかるよ!!
「更新してない」でしょ?

みーちゃん

そう!「公開=ゴール」じゃなくて「スタート」なんだよね!

ホームページは「作っただけ」では成果につながりません。
訪問者の動きを分析し、データをもとに改善を重ねることが大切です。

改善のためのポイント3つ

1:アクセス解析を導入する(Google Analytics・Search Consoleなど)
 → どんなキーワードで見られているか、どこで離脱しているかを確認。

2:定期的にコンテンツを更新する
 → お知らせ、ブログ、実績、事例紹介などを継続発信。

3:SNSと連携して流入を増やす
 → InstagramやX(旧Twitter)などからホームページへ誘導する。

みーちゃん

「作って終わり」のサイトと、「更新して育ててる」サイトでは、1年後の反応がまったく変わっています!

とり

その時は反応が小さくても、コツコツ続けていると変わるんだね〜!

まとめ

ホームページ制作はゴールではなく、「想いを届けるスタートライン」です。

デザインも文章も導線設計も運用も、すべてが「対話」の延長線上にあります。

みーちゃん

私が考える「成果を出すホームページ」の3つのキーワードは、
マーケティング・ブランディング・対話
だと思っています!

1. マーケティング:目的を持って設計する

ホームページは「集客の仕組み」の一部。
SEOやSNSを意識しながら、ターゲットに届く導線を組み立てることが大切!

2. ブランディング:「らしさ」をデザインする

ただ売るだけでなく、「なぜあなたから買うのか」を感じてもらうこと。
想い・ストーリー・ビジュアルを一貫して届けることが信頼につながっていきます。

3. 対話:人と人をつなぐホームページへ

ホームページは言葉は交わしていないけど、画面の向こうにいるユーザーは、ホームページのコンテンツを通して「想い」を感じとっています。
「どう伝えるか」だけでなく、「どう受け取られるか」まで意識して設計することで、そこに「信頼」や「共感」が生まれます。

とり

“伝える”じゃなくて“伝わって届く”サイトをつくるのが大事なんだね!

みーちゃん

そうだね!
私も「デザインで心を動かす」をモットーにこれからも頑張る!

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この記事を書いた人

フリーランスのWebデザイナー兼グラフィックレコーダー。
最近はグラレコを活用して企業のブランディングやビジョン作り、創造を生み出す場をつくるファシリテーションを勉強中!

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