とりグラレコ(グラフィックレコーディング)って意味あるの?
そんな声を聞いたことはありませんか?
最近では会議やワークショップなど、さまざまな場で見かけるようになったグラレコ。
でも、「きれいな絵が描かれているだけでは?」と感じている人も多いのではないでしょうか。



あ!それ、誤解ですよ。
実はそれ、大きな誤解です。
グラレコは単なるお絵かきではなく、ビジュアルの力で対話を可視化することで創造を生み出す強力なツールなんです!
この記事では、よくある誤解を紐解きながら、グラレコが持つ本当の価値と、ビジネスやチームづくりにどう活かせるのかをわかりやすく紹介します。
グラレコって何?という方はこちらをどうぞ!


グラレコの本質
グラレコとは、話し合いや会議の内容を、リアルタイムで図やイラストにまとめる手法のこと。
言葉だけでは見えにくい「つながり」や「意図」を整理して、参加者全員が同じイメージを持てるようにします。
つまり、グラレコは「思考を共有するための鏡」のような存在。
描くこと自体が目的ではなく、対話の質を高めるためのツールです。
グラレコにありがちな3つの誤解
【誤解1】グラレコはただのイラスト



グラレコって絵が描けるからできるんでしょ?



絵が大事なんじゃなくて、「対話を可視化すること」が大事なんだよ!
確かに、見た目が華やかで「絵が上手な人の仕事」と思われがちですが、本質は「情報整理と共感のデザイン」です。
複雑な話も、グラレコによって図解されることで構造が見え、「みんなが同じ方向を向いて話す」状態を作り出すことができます。
その結果、話のすれ違いや誤解が減り、会議がスムーズに進むのです。
【誤解2】グラレコは記録でしかない



文字ばっかの議事録より
ビジュアルがあるグラレコの方が分かりやすくていいな!



ありがとう!
そういった声も頂けて嬉しいんだけど、私はグラレコの最大の魅力はやっぱり、「リアルタイムでの場の活性化」だと思ってるんだ!
「議事録のビジュアル版」と思っていませんか?
実は、グラレコの最大の価値はリアルタイムで場を動かす力にあります。
目の前で自分の言葉が“形になる”ことで、参加者の関心が高まり、発言が活発になります。
「今、何の話をしているのか」「自分の意見がどう反映されているのか」が見えるため、自然と場が前向きに動き出すのです。



実際にグラレコを行った場では、「リアルタイムで話したことが可視化されて整理されて、もっと話したくなった!」という声をいただくことがよくあります!
【誤解3】グラレコがなくても会議はできる
もちろん、グラレコがなくても会議は成り立ちます。
でも、「話がまとまらない」「同じ議論を繰り返してしまう」と感じることはありませんか?
グラレコを使うと、
・どんな意見が出ているか
・どこで意見が交わったか
・次に話すべき論点は何か
が“ひと目でわかる”ようになります。
つまり、グラレコが会議の地図のような役割を果たしていきます。
その結果、対話が深まり、チーム全体の理解がそろうのです。



グラレコによって、関係性が見えてきて、より深い対話になっていった場面が何回もありました!
グラレコを効果的に活用する方法



グラレコの活用方法についてご紹介します!
言葉にしづらい想いやイメージを、図で整理することで共有しやすくなります。
抽象的なビジョンも、具体的な絵にすることで“共通言語”になるのです。
発言が可視化されることで、全員が「自分も場をつくっている」という実感を持てます。
これは心理的安全性を高める大きな効果があります。
一度描かれた内容を見返すことで、
「この発言とこの意見をつなげたらどうなる?」といった新しい発想が生まれます。
異なる意見や立場を並べて見える化することで、
“違い”が対立ではなく“多様性”として見えるようになります。
「どこから話が広がったのか」「何が結論につながったのか」が一目でわかる。
グラレコは、思考の流れそのものを可視化するナビゲーターのような役割を持っています。
グラレコが活きる具体的なシーン
どのシーンでも共通しているのは、「対話を深め、関係性を育む」ことに繋がるという点です。
ブレインストーミングや企画会議
アイデアを出す段階で、発想を広げるサポートに。
経営ビジョンや戦略の共有
抽象的な理念をストーリーで伝え、チームの理解を深める。
研修やワークショップ
学びを可視化して記憶に残し、振り返りやすくする。
プロジェクトの進捗共有
課題や進行状況を一枚で整理し、関係者全員が同じ情報を共有。
まとめ:グラレコは「意味を引き出す」ためのツール
「グラレコは意味がない」ではなく、「意味を引き出すためのツール」だと考えてみてください。
可視化された対話は、参加者の理解を深め、共感を生み、“新しい価値”を共創する場へと変わっていきます。
もし今、「会議が停滞している」「新しいアイデアが出ない」そんな悩みを感じているなら、ぜひ一度グラレコを取り入れてみてください。
可視化された瞬間から、きっと、対話の景色が変わり始めていきますよ!



ぜひグラレコを活用して、単なる会議の場を超え、参加者が主体的に関わって新たな価値を共創する場へと変えていきましょう!




